どんな鍵の『困った』にも対応!鍵屋のカギレスキュー日記

私は稼業として「鍵屋」というものを営んでいます。その仕事のモットーとして掲げているのが「どんな鍵の『困った』にも対応する!」というもの。そのため、時としてとんでもない困りごとの依頼が飛び込んでくることがあります。そんな私のカギレスキュー日記を一部抜粋してお見せしましょう。

20XX年7月XX日
今日依頼のあった鍵についての困りごとの中に、とても難易度の高いものがありました。それはどのようなものなのかというと、海外から輸入されて取り付けられた玄関の鍵を修理してほしいという依頼。うちの鍵屋では基本的に海外製品の鍵を取り外して日本製のものに交換をするというサービスは提供していたり、新たに部品を調達しなくてもいいなら海外製品のものでも修理を行ったりはしています。しかし、部品を取り寄せる形での修理依頼でしたので、技術力が必要なのはもちろんのこと、部品を取り寄せるという流通面における配慮まで行わなければならないという始末でした。しかも玄関の鍵でしたので、非常に早急な対処が求められます。そのようなことからも、一挙一動の判断に迷うご依頼でした。

このご依頼を円滑にクリアするために必要なことは何かと従業員一同で考えた結果、まず壊れてしまった鍵を取り外して日本製の鍵を取り付け、そして海外製の鍵を修理するために必要な部品が届いてから再度鍵の交換作業を行うという方法が浮かび上がりました。そしてこのプランをご依頼をしてくださった方にご説明させていただくと、その方向で作業をしてもいい、実費も全て負担するという話をしてくださったのです。どんな困りごとにも対応をすることがモットーなので、断ることはできないことからも、このような方法に落ち着いてしまったのは仕方のないことでしたが、それでも個人的には十分な妙案と方法であったと思います。

お粗末な内容ですが、上記が鍵屋の私の、とある日のカギレスキュー日記でした。