鍵が壊れて壊れるアレコレというのは、いろいろあると思います。例えば、壊れた鍵を鍵穴に差し込むと鍵が回せなかったり、鍵自体が抜けなくなってしまうことがあります。そうなると、鍵を鍵穴に差し込んだ状態で折れてしまったり、錠前自体も壊してしまうことにもなるでしょうね。

あるいは、鍵が壊れた状態で鍵穴に差し込んだ場合、鍵が回らないということで、市販のクレ556のような潤滑スプレーを鍵穴にスプレーした場合には、鍵は一旦取り出せるかもしれませんが、鍵穴の中に溜まっているゴミを固めてしまい今度は、錠前自体を悪化させてしまうというケースもあります。とくに、鍵穴に潤滑のために入れやすい油関係は、NGとされています。

このように悪循環のサイクルが繰り返されてしまうということになるでしょうね。従って、鍵を鍵穴に差し込んだ時点で、鍵穴に差し込みにくかったり鍵を回しにくいという場合には、すぐに鍵を取り出してメンテナンスを行うべきでしょうね。

メンテナンスの具体的な方法としては、鍵のミゾの部分に溜まっているゴミを歯ブラシのようなもので取り除いたり、鉛筆の芯で鍵のミゾやギザギザの部分をなぞるといいようですね。ちなみに、鉛筆の芯には黒鉛という成分が含まれており、この黒鉛は錠前の潤滑剤の役目を果たしてくれるようなのです。しかも、上述したような油の潤滑剤とは違うので、鍵穴内のゴミを固まらせるという問題もないようですね。